シューフィッターの靴選び はだし気分で歩こう

【No.9】足との関係(タイプごとに注意点異なる)

靴はファッションの移り変わりに合わせて、さまざまなタイプが登場します。
おしゃれはいいことですが、足との関係では、それぞれ注意点があります。

[1]バレエシューズ 
履き口が広く、指のまたが見えて、爪先の余裕が少ない、ぺたんこの靴です。かかとが脱げやすいため、足指が前にぶつかるほどぴったりしたものを選びがちですから、前足部分にタコやマメができやすい。ビニール製がはやっていますが、汗がたまり、蒸れて不衛生。においも気になるので、一日ごとに休ませたいですね。

[2]ミュール 
かかとを固定するストラップがないので、長時間歩くには疲れて不向きです。足を覆う部分がかかと方向まで続くデザインなら、いくらか良いでしょう。

サンダルとブーツ選ぶときの注意点[3]サンダル 
歩くと足が前に動くことを考えて、かかとが中敷やヒールのラインと合っているか、爪先は5ミリ程度余裕があるかを確かめましょう。

[4]ブーティ 
くるぶし丈で、足首部分が広いタイプのブーツです。足の甲を覆うので納まりが良く、流行の靴の中では足にとって安心でしょう。

[5]ブーツ 
かかとが靴にきちんと収まり、甲とかかと部分がぐらつかず、歩いても足が靴の中で前に動きにくいものが理想です。

[6]男性のドレスシューズ 
爪先が細く長いスクエアタイプが流行として続いていますが、階段などで引っかかって転びやすく、実はとても危険です。女性の靴の爪先は、丸みのあるラウンドタイプが多くなってきました。男性にも、トラブルのないラウンドタイプの靴が早く現れるといいですね。


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