8)先芯部分のしわ
作業靴のように足の保護を目的足したタイプでは鋼の先芯を入れますが、日常履きやカジュアルタイプでは爪先の形状を保つ程度の薄い芯が使われます。従って、小さな子供が踏みつけても凹んでしまうことがあります。修理も侭ならないので取り扱いには十分な注意が必要です。
9)尾(美)錠やバックルの破損
強度は材質で大きく左右されます。鉄製と真鍮製そして亜鉛合金が使われていますがメッキしてあることから見分け難いでしょう。鉄製は強度が得られますが加工に難点があり、真鍮製では小さな形状にまで加工してもそれなりの強度が得られます。
ダイキャストと言われている亜鉛合金は模様の細工が簡単にできることから多く使われています。華奢な形にすると踏みつけられたりすると簡単に破壊してしまいます。大きさや形は強度が得られていないレベルまで加工できますので注意が必要です。折れたバックルを踏みつけて怪我をされた事例もあります。
尾錠類も同じことがいえます。ダイキャスト類は脆い材質であるために尾錠の上に乗ってしまうと、曲がることなく折れてしまいます。